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派遣社員「リベロ論」

旅するように生きる

はっきり言って私はまだ「旅するように生きる」という境地にまでは至っていないません。ただ、理想として常に頭の中に描いています。物にとらわれない心の自由を目指したいといつも考えています。

私たちの物欲はとどまるところを知らないほど、延々と続いています。ひとつのものを手にした瞬間から、次のものを欲しがってしまう。少しでも大きな家に住みたがる。最新の服でオシャレをしたくなる。それでつかの間の幸せを感じるのもいいかも知れませんが、無限にお金があるわけではないので、結局どこかで限界がやってきます。

そもそも、常に最新のものや質の高いものを欲しがるのは資本主義社会の奴隷となっているのです。人が購入をやめれば経済がストップしてしまい、資本主義は崩壊します。そうならないために企業は次々と流行を作り出し、魅力ある商品を販売していくのです。

リベロはそのような呪縛から逃れた人でもあります。本当に必要なものだけに囲まれて生きるのが一番の理想ではないでしょうか。旅をするように身軽にトランクひとつだけで好きなところへ移動する。それは物理的にも精神的にも大切なことなのかもしれません。

身の回りにあるものを少しずつ減らして見ませんか、あれば便利などというものに囲まれて生きるのは実際のところ不便な生き方に思えます。予備を持たず、新しいものを買えば古いものを捨てる。そして、「なければ我慢する」ということを実践するのです。不便でも生きていけるのだと身をもって理解したとき、私たちはモノから開放されるのです。

何も昔に戻れと言っているわけではありません。自分に必要なものを見極めて、不要なものは排除するだけのことです。どんなにモノをもっていてもあの世までは持っていけないのです。理想はやはり旅人です。職場は世界中にあるのです。世界中に今すぐ飛び立てるように、常に準備しておく必要があります。そのためには普段から旅人をイメージして生活することが必要なのです。

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