派遣社員応援サイト poco a poco
派遣社員「リベロ論」
まずは自分のために
サッカーの日本代表がフランスワールドカップ予選で中田英寿の「自分のためにやる」という発言が話題になりました。それまでの代表選手は誰もが「日本のために戦う」と言っていたのに対し、中田選手の発言はあまりに衝撃的だったのでしょう。
今でこそ中田選手はそのような発言はしなくなりましたが、やはり基本は「自分のためにやる」のでしょう。その基本が合って「周りの人のためにやる」というのが私たちにとってもあるべき姿なはずです。
ところが、日本社会においては自らを犠牲にして組織のために働く人を評価するところがあります。休日に上司の接待ゴルフに付き合ったり、いまどき上司の引越しを手伝う人もいるようです。自己犠牲の際たるものはサービス残業でしょう。
日本社会ではサービス残業は珍しくもなんともありません。表沙汰になるか、そうなりそうになるまで会社はサービス残業を強要します。実際に強要しなくとも仕事時間と与えられた時間のミスマッチにより働かざるを得ない人が大勢いるのが実情です。ひと月20時間分しか出さないというのは良く聞く話です。私だったら間違いなく表沙汰にするか、会社を辞めると思うのですがサービス残業が直接のきっかけで退職した人を私は知りません。
自己犠牲の全てが悪いとは言いません。ただ私にはできないと言っているだけのことです。リベロであるにはまず自分のために行動すべきです。「自分のため」というとワガママと取られるかもしれませんが、ワガママと「自分のため」は相反するものです。「自分のため」に行動するには時には自分の欲望を閉じ込めなくてはいけません。
試験勉強などが良い例です。試験では自分が合格することが「自分のため」なのですが、そのためには遊ぶ時間を削る必要もあるでしょうし、他のやりたいことを捨てなくてはいけません。
そうやって自分のために行動し、自分に余裕が出たところで周りを見渡し、自分が協力できるとことに協力すべきなのです。自分の仕事が終わっていないのに他人の仕事を手伝っても全体としては何にもならないのです。
これまでは自己犠牲が評価されてきましたが、これからは間違いなく自己犠牲よりも「どれだけ仕事が出来るか」が重要になってきます。どれだけ自己犠牲しても仮に会社が倒産したらそれまでの努力は何の役にも立ちません。それよりも自分の能力を高め、その高めた能力で困っている人の役に立つべきです。
Copyright (C) poco a poco All Rights Reserved.